第四十回 私は神となる。

 最近は、夏本番さながらの天気が続くようになってきましたが、暑さで体調を崩したりはしていませんか?

 僕は今日も元気です。

 

 最近、僕の周りで二組のカップルが成立しました。

 ねたみ、そねみ、ひがみなどの負の感情がフルに稼働している状況です。

 体は元気ですが、嫉妬の炎で精神が燃やし尽くされそうです。

 

 追い打ちをかけるがごとく、結婚式の招待状が届きました。

 しかも、二次会の幹事を頼まれました。

 僥倖…!圧倒的僥倖!!(僥倖が分からない人はカイジを読んで下さい。)

 二次会の幹事ということは、好きなゲームを開催できるではないですか。

 

 「鉄骨渡り」「Eカード」「限定じゃんけん」など様々なゲームが世にはあふれています。

 しかし、上記のゲームは少し難易度が高い。

 そこで僕が提案したいのは、誰もが知っているであろう「王様ゲーム」です。

 

 この王様ゲームはプレイヤー側だと、誰と何をさせられるか分からない非常に不安定なゲームです。

 しかし、僕はゲームマスター(仕切り役)の地位を与えられています。

 ゲーム中は森羅万象の全てを司る「神」の地位にあると言っていいでしょう。

 

 最初は普通にやりましょう。「○番が○○のモノマネをする。」とかカワイイお題から始まることでしょう。

 そして、飲み会中盤のいい感じに酔ってきたところで、ゲームマスターの特権を発動することにしましょう。

 僕が王様になるように細工をし、かわいい子の番号が分かるように細工をして・・・後は分かりますね?

 

 ということで本日、幹事だけの打ち合わせがあるので、そこで王様ゲームを提案してきます。

 僕のプレゼン能力によって、神になれるかが決まる大事な日です。

 王様ゲームの素晴らしさを存分にアピールし、必ずや神に上り詰めたいと思っています。

投稿日:2018/07/16   投稿者:-